2012年07月26日

グスコーブドリの伝記

『グスコーブドリの伝記』(グスコーブドリのでんき)は、大正後期を中心に活動した日本の童話作家・宮沢賢治の手になる童話。1932年(昭和7年)4月に刊行された雑誌『児童文学』第2号にて発表された。賢治の代表的な童話の一つであり、生前に発表された童話として数少ない一つでもある。
本作にはその前身となる作品が存在する。1922年(大正11年)頃までに初稿が執筆されたと推定される『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』である。この作品は「ばけもの世界」を舞台とし、苦労して育った主人公であるネネムが「世界裁判長」に上り詰めながら慢心によって転落するという内容の作品であった。賢治はこの作品のモチーフを利用しながら、およそ10年の間に作り変え(その過渡的形態を示す『ペンネンノルデは今はいないよ』という創作メモが残されている)、1931年(昭和6年)頃に本作とほぼ同じ内容を持つ下書き作品『グスコンブドリの伝記』を成立させた。

賢治は詩人・佐藤一英が編集・発行した雑誌『児童文学』の創刊号に『北守将軍と三人兄弟の医者』を発表したのに続き、本作を発表する。その発表用と思われる清書原稿の反故が数枚現存しているが、その中には上記の『グスコンブドリの伝記』の終わりのほうに裏面を転用したものがあり、『グスコンブドリの伝記』が完結しない段階で冒頭から『グスコーブドリの伝記』の清書を行うという差し迫った状況をうかがわせる。『グスコンブドリの伝記』と本作を比較すると、『グスコンブドリ』での細かいエピソードの描写を省略した箇所がいくつか存在している。賢治の実弟である宮澤清六も評伝『兄・賢治の生涯』で「後半を書き急いでいるような印象」を指摘している。
なお、本作の発表用原稿の執筆時期については1931年(昭和6年)夏に書かれた書簡に「(『児童文学』に対して童話を)既に二回出してあり」という表現が見られる一方、『兄・賢治の生涯』ではこの作品の執筆をめぐるエピソードが1932年(昭和7年)春の話として出てくる。このため1931年夏にいったん送った後、書き直しを求められたのではないかとする意見もあるが詳細は不明である。
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2012年07月25日

中国人の身柄引き渡し要請=カナダ居住

東京都八王子市のスーパーで1995年、アルバイトの女子高生ら3人が射殺された事件で、警視庁八王子署捜査本部がカナダに居住している中国人の男が実行犯について知っている可能性があるとみて、現地当局に身柄の引き渡しを要請していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査本部は旅券法違反容疑で男の逮捕状を取っているが、日本とカナダには犯罪人の引き渡しに関して取り決めがなく、外交ルートを通じ、引き渡しを求めている。
捜査関係者によると、日中両国人の混成強盗団のリーダーだった武田輝夫元死刑囚=中国で2010年4月に執行、当時(67)=を09年9月に事情聴取した際、男の名前が浮上した。
武田元死刑囚からは事件に関与した証拠や証言は得られなかったが、捜査員に「中国人の男なら実行犯について何か知っているかもしれない」と話したという。
男は元死刑囚と強盗団を通じて知り合ったとみられ、その後カナダに出国したことが判明。不正にパスポートを取得した疑いがあり、捜査本部は旅券法違反容疑で逮捕状を取り、引き渡しを求めていた。
事件は95年7月30日夜、八王子市大和田町のスーパー「ナンペイ大和田店」(閉店)の事務所で発生。アルバイトの高校2年矢吹恵さん=当時(17)=、同前田寛美さん=同(16)=、パート店員稲垣則子さん=同(47)=の3人が射殺された。
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2012年07月24日

井山十段が最年少4冠

囲碁の第37期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)第3局が23日、新潟県長岡市の「長岡グランドホテル」で行われ、挑戦者の井山裕太十段(23)=本因坊・天元=が羽根直樹碁聖(35)に161手までで黒番中押し勝ちし、シリーズ3連勝で初めて碁聖を奪取した。

井山新碁聖は加藤正夫名誉王座、趙治勲二十五世本因坊、小林光一九段、張栩棋聖に続き5人目の4冠保持者になった。23歳2カ月での達成は史上最年少。

井山新碁聖は今春に行われた十段戦で、張棋聖を3勝1敗で破り防衛。本因坊戦も、今月19日の第7局で山下敬吾名人に勝利し奪取したばかり。昨秋の天元戦から出場したタイトル戦を4連続で制した。

この五番勝負では、タイトル戦で初顔合わせとなった羽根碁聖に力を出させることなく終始、優位に打ち進めた。
posted by てらし at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済・政治・国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする